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最終更新日:2004年 3月18日
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● サウンドドライバ(ALSA)設定 ( RedHat Linux 9.0 )
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● サウンドドライバ(ALSA)設定 ( RedHat Linux 9.0 )
※インストール作業に関しては、root 権限で行うこと。
1. ソースのダウンロード
ALSA(Advanced Linux Sound Architecture)のサイトからドライバその他を
ダウンロードする。
URL:
http://www.alsa-project.org/
とりあえず、Driver, Library, Utilities をダウンロード。
alsa-driver-1.0.3.tar.bz2
alsa-lib-1.0.3b.tar.bz2
alsa-utils-1.0.3.tar.bz2
2. ソースの展開
適当な作業ディレクトリを作成し、ダウンロードしたファイルを解凍する。
$ tar xvfj alsa-driver-1.0.3.tar.bz2
$ tar xvfj alsa-lib-1.0.3b.tar.bz2
$ tar xvfj alsa-utils-1.0.3.tar.bz2
上記のようにすると、アーカイブ名と同名のディレクトリが作成される。
3. ドライバの作成とインストール
3-1. configure 実行
ドライバソースを展開したディレクトリに移動して、configure を
実行する。
$ cd ./alsa-driver-1.0.3
$ ./configure
3-2. workqueue.h の確認
ドライバソースのディレクトリ下に、workqueue.h が存在するかどうかを
確認する。
$ ls ./include/linux/workqueue.h
./include/linux/workqueue.h
もし存在しなかった場合、
$ touch ./include/linux/workqueue.h
として、ダミーを作成する。
※ RedHat 9 での不具合らしい。
詳細は INSTALL ファイルの Trouble Shooting 参照のこと。
3-3. make 実行
ドライバを make する。
$ make
3-4. インストール
root 権限で、ドライバのインストールを行う。
$ su
Password:
# make install
4-4. サウンドデバイスの作成
snddevices スクリプトを実行して、サウンドデバイスを作成する。
# ./snddevices
4. ライブラリの作成とインストール
4-1. configure 実行
ドライバソースを展開したディレクトリに移動して、configure を
実行する。
$ cd ../alsa-lib-1.0.3b
$ ./configure
4-2. make 実行
ライブラリを make する。
$ make
4-3. インストール
root 権限で、ライブラリのインストールを行う。
$ su
Password:
# make install
※ 4-2. の手順を省略して make install としても導入可能。
5. ユーティリティの作成とインストール
5-1. configure 実行
ユーティリティソースを展開したディレクトリに移動して、
configure を実行する。
$ cd ../alsa-utils-1.0.3
$ ./configure
5-2. make 実行
ユーティリティを make する。
$ make
5-3. インストール
root 権限で、ユーティリティのインストールを行う。
$ su
Password:
# make install
※ 5-2. の手順を省略して make install としても導入可能。
6. サウンドドライバの設定
6-1. alsaconf 実行
alsaconf(5.で導入したユーティリティに含まれる)を実行し、
サウンドドライバのコンフィグレーションを行う。
# alsaconf
※後は指示通りに進めていくと、自動的に /etc/modules.conf が
書換えられ、サウンドドライバが起動される。
また、ミキサーのミュートも解除され、音量もデフォルト値が
設定される模様。
6-2. ミキサーの設定
ミキサーを起動し、音量の調節を行う。
# alsamixer
※使用方法の詳細は man alsamixer。
基本としては、[M]キーでミュート解除/ミュート(トグル)、
左右カーソルキーで対象移動、上下カーソルキーでボリューム操作。
終了は[Esc]キー。
6-3. 設定の保存
alsactl で設定(音量等)を記録する。
# alsactl store
6-4. システム起動時のレストア設定
折角ミキサーで音量を調節しても、再起動すると初期状態(全ミュート・
音量0)に戻ってしまうため、再起動時に自動的に元の音量に戻すように
細工をする。
# vi /etc/rc.d/rc.local
で、rc.local ファイルを開き、最終行に
/usr/sbin/alsactl restore
をつけ足しておく。
※他にもっとスマートな方法があるかも知れない。
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